土地の売却による仕訳のポイントとは何

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2018.09.11 UP

簿記や経理に詳しい方には「仕訳」について説明無用ですが、土地の売却に関して初めての方もいると思いますので初心者用に対しての「土地の売却」による「仕訳」のポイントを丁寧に紹介していきたいと思います。

■土地の売却にたいする「仕訳」とは
まず「仕訳」とは、簿記や会計上の処理の仕方を言います。記入の方法は「借方」と「貸方」に分けられて記入としては、現金で仕入れた場合は、借方に仕入、貸方に現金という勘定科目などを記入することになります。

仕訳の取引を2つの記入から見ることによって、何が増えて何が減ったのかを明確にすることになります。左側が「借方」となり右側を「貸方」に記入することで、左が増えれば右が減るという両方の貸し借りが等しくなる見方になっています。

■仕訳の前に消費税と仲介手数料の理解
土地の売却は、固定資産売却損益勘定を使って仕訳することになります。土地や建物に関しては、課税対象が異なりますので、同時に売却したとしても記帳上は別々に仕訳することになります。

土地は非課税で建物は課税の対象です。(個人の取引では建物も非課税になる=課税対象は、事業者や不動産投資家です。)消費税に関しては物件の購入者が消費税を払い、物件の売る側が消費税を納めることになります。つまり売る側は消費税込みの金額を受け取る事になり消費税を納めるという事です。

■土地の売却による仕訳の具体例
不動産の売却では、
①簿価(帳簿上の価格)よりも高く売れた場合には「固定資産売却益」として貸方(右側)に記入します。
②簿価よりも低い値段で売れた場合は「固定資産売却損」として借方(左側)に記入します。

◎簿価が300万円の土地だけを400万円で売却して100万円の利益が出た場合。
「借方科目」 「貸方科目」
現金=400万円  建物=300万円
固定資産売却益=100万円

◎土地と建物が共に利益が出た場合
簿価が500万円の不動産(土地の300万円と建物200万円)を土地の売却が360万円と240万円の合計600万円で売却した場合。(100万円の利益)
「借方科目」 「貸方科目」
現金=600万円 土地=300万円
固定資産売却益=60万円
建物=200万円
固定資産売却益=40万円
※この場合240万円が消費税の対象になります。

◎土地と建物がともに損がでた場合
簿価が500万円の不動産(土地の300万円と建物200万円)を土地の売却が280万円と170万円の合計450万円で売却した場合。(50万円の損)
「借方科目」  「貸方科目」
現金=450万円  土地=280万円
建物=170万円
固定資産売却損=20万円  土地=▲20万円
固定資産売却損=30万円  建物=▲30万円
※土地は課税されますが損益分は課税されません。(実際のお金ではない為)

◎不動産売却で土地がプラスで建物がマイナスの場合。
簿価が500万円の不動産(土地の300万円と建物200万円)を土地の売却が380万円と170万円の合計550万円で売却した場合。(50万円の利益)
「借方科目」   「貸方科目」
現金=550万円  土地=300万円
固定資産売却益=80万円
建物=200万円
固定資産売却損=30万円 建物=▲30万円
※わかりやすく▲を記入しましたが実際は不要。

土地の売却による仕訳のポイントは「借方」と「貸方」の収支が等しい事です。現金の内訳の計算が合計金額から手数料と消費税を引いた金額となり帳簿上の現金となります。詳しい計算については経理関係のサイトの計算例を参考に願います。売却による仕訳は慣れてくれば簡単なのですが最初のうちはゆっくりと計算器で確認することが必要です。

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