いざ、確定申告をする時に悩ましいのが、不動産の売却に関わるお金の仕訳は難しいということです。不動産を売る時、土地や建物を併せて売るか、土地のみを売るかによって仕訳の方法が違います。なぜ仕訳がちがってくるのか? 今回は、不動産売却における仕訳方法について書いていきます。
課税か非課税か
それは課税対象か否かによって違ってきます。
事業主(不動産投資含む) ・土地=非課税 ・建物=課税
個人 ・土地=非課税 ・建物=非課税
土地売却の仕訳
「法人」、「個人事業主」に関わらず、土地を事業のために使用していた場合には「固定資産売却(損益)勘定」で仕訳けます。その場合の勘定科目は、「固定資産売却(損)」と「固定資産売却(益)」です。
帳簿の書き方
1.仕訳表の書き方・・・左側に「借方勘定」 右側に「貸方勘定」
2.仲介手数料・・・①(売却価格)200万以下=5% ②200万~400万=4% ③400万以上=3%
3.消費税率・・・8%
土地のみを売却(個人事業主)
【簿価より安く土地を売った場合】
(簿価)400万の土地を300万で売ったとします。手数料の計算方法は「売却金×媒介報酬(仲介手数料)」となり、「300万×4%=12万」です。
「売却金ー支払手数料」で「300万ー12万=288万」損は100万。土地売却には消費税はかかりません。
●借方勘定 左側
1.「現金」=288万
2.「支払手数料(仲介手数料)」=12万
3.「固定資産売却(損)」=100万
●貸方勘定 右側
1.「土地」=400万
【簿価より高く土地を売った場合】
(簿価)400万の土地を550万で売った場合、手数料は「売却金×媒介報酬(仲介手数料)」となるので「550万×3%=16.5万」です。
「売却金ー支払手数料」で「550万ー16.5万=533.5万」益は150万。
●借方勘定 左側
1.「現金」=533.5万
2.「支払手数料(仲介手数料)」=16.5万
●貸方勘定 右側
1.「土地」=400万
2.「固定資産売却(益)」=150万
土地・建物を同時売却(個人事業主)
土地・建物を別途仕訳します。
【土地は高く、建物は安く売った場合】
(簿価)400万の土地を500万、(簿価)300万の建物を200万で売った場合、手数料の計算方法は「売却金×仲介手数料」となるので
500万(土地)+200万(建物)=700万なので、「700万×3%=21万」
仮受消費税は建物のみにかかるので、「建物の売却金×消費税」となるので「200万×0.08=16万」 次に現金は、「(土地+建物)+支払手数料」となり、「716万-21万=695万」になります。損は100万、益は100万です。
●借方勘定 左側
1.「現金」=695万
2.「支払手数料(仲介手数料)」=21万
3.「固定資産売却(損)」=100万
●貸方勘定 右側
1.「土地」=400万
2.「固定資産売却(益)」=100万
3.「建物」=200万
4.「建物」=100万
5.「仮受消費税」=16万
【土地・建物共に安く売った場合】
(簿価)400万の土地を350万、(簿価)300万の建物を200万で売った場合、仲介手数料は「売却金×仲介手数料」となるので
「土地・350万+建物・200万=550万」となり、「550万×3%=16.5万」です。
仮受消費税は建物のみにかかるので「建物の売却金×消費税」で「200万×0.08=16万」となります。次に現金は、「(土地+建物)+支払手数料」となり「566万-16.5万=549.5万」になります。土地の損:100万、建物の損:100万です。
●借方勘定 左側
1.「現金」=549.5万
2.「支払手数料(仲介手数料)」=16.5万
3.「固定資産売却(損)」=100万
4.「固定資産売却(損)」=100万
●貸方勘定 右側
1.「土地」=350万
2.「建物」=200万
3.「建物」=100万
4.「土地」=100万
5.「仮受消費税」=16万
【土地・建物共に高く売った場合】
(簿価)400万の土地を500万、(簿価)300万の建物を400万で売った場合、仲介手数料は「売却金×仲介手数料」となるので
「500万(土地)+400万(建物)=900万」となり
「900万×3%=27万」です。仮受消費税は建物のみにかかるので「建物の売却金×消費税」で「400万×0.08=32万」となります。次に現金は、「(土地+建物)+支払手数料」ですので、「932万-27万=905万」になります。土地の益100万、建物の益100万です。
●借方勘定 左側
1.「現金」=905.5万
2.「支払手数料(仲介手数料)」=27万
●貸方勘定 右側
1.「土地」=400万
2.「固定資産売却(益)」=100万
3.「建物」=300万
4.「固定資産売却(益)」=100万
5.「仮受消費税」=32万
まとめ
不動産会社との取引後、たくさんの事後処理が発生します。取引後に不安があれば、売却取引の依頼をした不動産に相談してみる事も良い方法です。そのため不動産会社を選ぶポイントとして、取引後も気軽になんでも相談できる不動産会社をみつけましょう。
埼玉エリアでの不動産の売却に関しては、【東宝ハウス浦和】に是非ご相談ください。