ベランダの必要性を感じるのは、洗濯物やお布団を干すときぐらいで、それも一戸建てになると庭に干す事も可能になり、必要性を感じなくなってきます。よほど眺めが良い場所でない限りは、「ベランダで一息付く」事はなく、一戸建てを購入したのは良いのだが、ベランダを上手く活用できなくて困っている方もいらっしゃるようです。
ベランダとは
ベランダとは、西洋建築において家屋の外に張り出した縁側(えんがわ)の事をいいます。一般に屋根のあるものをベランダといい、ないものをバルコニーとよぶ事が多いようです。
マンションなどのように、戸建てとは違い、外に洗濯物を干せない場合は、ベランダを有効活用して洗濯物やお布団を干すスペースにする事ができるでしょう。その他、ベランダガーデニングや、テーブルやチェアを置いてくつろぎスペースとして活用する事も可能です。
しかし、一戸建てとなると庭やデッキスペースなど洗濯物を干すにも、ベランダの代わりとなる空間がある事や、分別ゴミの仮置き場も必要ありません。ましてやガーデニングは庭でできるので、それこそベランダの空間自体が無駄になってしまいます。
ベランダがある事で困る事
最近では、外観を損ねるという趣旨からベランダを付けていない一戸建ても増えてきています。
しかし、既成概念からオプションのベランダを付けてしまう傾向は意外と多く、付けてしまってから、隣戸の窓や、道路から洗濯物が丸見えで、ベランダには洗濯物を干せなくて、結局、室内干しをしている方もいらっしゃるようです。
そうなると、ベランダの必要性はないに等しくて、その空間が無駄になってしまい、むしろ、無用なベランダがあるせいで、屋内に洗濯物を干すスペースを確保しなければならない事もあるのです。
また、ベランダの短所は、漏水し易い事です。雪国でない限り屋根付きのベランダは少なく、直接、雨が当たる点や、周囲との取り合いの箇所が増える事で、その分、施工方法が難しくなるのです。仮にベランダの階下が居室となっている場合は、その損害は大きなものとなります。
バルコニーの不具合・劣化からの雨漏りで少しずつ躯体が腐食してしまい、柱や梁までも腐ってしまう事もあるのです。そうなると、バルコニー自体を撤去しなければいけなくなる事もあるのです。
ベランダの修繕にかかる費用
程度にもよりますが、ベランダ木部の腐食であれば、5万円から8万ほどの費用がかかりますが、建物構造上主要な部位まで腐食が広がっていた場合は、その状況により、数十万から数百万円の費用がかかってしまいます。
まとめ
一戸建てのベランダ事情は、良い事だけではないようです。階下に損害を及ぼす恐れのあるベランダの存在は、雨風にさらされている上に、人が歩いたりする事でさらに劣化は早まります。費用をかけてつくったのに全く使わない、しかしメンテナンスは必要、放置したら雨漏りがする、このように負の連鎖を創り出すベランダは、住宅の寿命が縮むスペースである事を覚えておきたいものです。
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